ドラマ『CLOSER(クローザー)』のスピンオフである『メジャークライム(MAJOR CRIMES)』
クローザーとはまたちがった魅力のあるドラマでどんどん引き込まれてしまいました。
そんなメジャークライムの記念すべきシーズン1第1話『新リーダーの新手法』についてネタバレと実際にみたわたしの感想をご紹介します。
まだみてない方はご注意ください。
メジャークライム(MAJOR CRIMES)シーズン1第1話『新リーダーの新手法』ネタバレと感想
事件とともに、ラスティとの関係も並行して展開していくのでそれぞれご紹介します。
事件編
ある食料品店の駐車場で5人の強盗団と銃撃戦が繰り広げられた。
そこに重大犯罪課メンバーが集合。プロベンザは指揮官として現場を仕切っていたが、そこに現れたのはFID(武力犯罪調査課)のシャロン・レイダー。かつての上官・ブレンダが起こした裁判沙汰において内部の人間の情報漏洩を疑い、重大犯罪課メンバーを調査していたため煙たがられていた女性警部。
彼女はブレンダの後任として重大犯罪課にやってきたのだ。
ブレンダが退職してから現場を仕切っていたプロベンザだが、そのお役目は一週間と短かった。
てっきり自分が次のチーフだと思っていたプロベンザは当然、シャロンのことを認めず、現場の報告もろくにしない。ほかのメンバーたちも様子をうかがっている状態からドラマ『メジャークライム』はスタートしていきます。
銃撃事件の現場では5人のうち3人が射殺、1人が逃走、ひとりだけ投降した容疑者がいた。
パトカーの中でアンディの聴取で自供したのだが、建物の屋上から仲間の手によって射殺されてしまう。
射撃の腕や、退役軍人同士が連絡の手段としているグッズが見つかったことから、犯人グループは退役軍人ではないかと推察された。
また、警官による銃の発砲があった際には、容疑者をすぐには連行せず、FYDが到着するまでその場で聴取するというルールがある。このルールを作ったのはシャロンだった。そのせいで容疑者が撃たれたと食いつくアンディの言葉から、このルールがロス市警にしかないことに気づいたシャロン。
強盗団がロス市警の捜査状況にくわしいこと、警察が目星をつけた店には決して近づいていないこと、そして強盗団の捜査をしていたミラー刑事の息子が従軍していたことから彼の息子が容疑者として浮上する。
ミラー刑事は息子グレッグに弁護士をつけるかわりに捜査から外れることに同意。
グレッグをしれっと捕まえにきた重大犯罪課メンバーは、家から拳銃を見つけた。
この拳銃の施条痕が容疑者の弾痕と一致したところでグレッグが撃ったという証拠にはならない。
クローザーのブレンダは、容疑者から自供を引き出すことで事件を解決してきたが、シャロンは司法取引で事件の幕引きをはかる。
司法取引は警察が要求する情報を差し出したり、複数の犯罪を犯した場合には小さいほうの刑を認めたりすることで基本的には減刑となる。裁判になると死刑になると思われる罪状も無期懲役になったりと量刑が軽くなることがプロベンザは気に入らないためシャロンと対立。
陪審員によって量刑が決められる大陪審に持ち込まれると時間とお金がかかる。
ロス市警は財政難なので司法取引によって刑を確定させ即時執行となる司法取引を積極的に取り入れていきたいというテイラーの思惑によりシャロンを抜擢。つまりは重大犯罪課のコストカッターと期待されての異動だったのだ。
(シャロンが積極的に司法取引をしているのはテイラーの思惑とはまた違うのですが、これは第2話に出てきます)
さて、シャロンはどんな司法取引でグレッグを投獄するのか…
ラスティ編
連続殺人犯フィリップ・ストロー事件の唯一の証人であるラスティ・ベック。
15歳で母親に捨てられ自分のカラダを売って生活してきましたが、証人となったことでロス市警の保護対象者となり児童保護局から里子に出されますが、トラブルばかり起こしてすぐに戻ってきてしまいます。
口が達者で生意気で。証人とはいえ、重大犯罪課メンバーからは疎まれていました。
ラスティは、証人として証言する条件として自分を捨てた母親を探すことを要求していましたが、ブレンダが退職したあと、誰も真剣に探してくれないと憤っていたのです。
どこへ行っても戻されてしまうならとシャロンが里親としてラスティを迎えることに。
ラスティからなんと呼べばいいと聞かれたところ、シャロンでと答えると、「俺の母さんの名前だ。やっぱり探してないんだな」とぴしゃり。
シャロンとラスティの暮らしはこんな風にして始まります。
メジャークライム(MAJOR CRIMES)シーズン1第1話『新リーダーの新手法』感想
ここからはメジャークライムシーズン1第1話『新リーダーの新手法』を実際にみたわたしの感想をご紹介します。
クローザーでは完全に嫌われ者だったシャロン・レイダーが中心になる重大犯罪課。
ブレンダとガブリエルだけ出演がないものの、プロベンザ、フリン、サンチェス、フリッツ、テイラーなどおなじみの面々はそのままに。しかし自白を取り犯人を逮捕するストーリーから、その場で量刑を決め犯人を投獄させる司法取引というストーリーに変わっているためちょっと難しいなと感じました。
そもそも日本には無い制度だし、検事が言い渡すその量刑ってどうなの?軽くない?と思ったりもするからです。
けれど取引するというストーリー上、容疑者に言わせたいことを引き出すテクニックや騙しあいがあったりとクローザーのときとは違った見ごたえがあります。
ラスティはほんとうざい!
ああいえばこういうといった感じでうるさいのですが、それもさびしさの裏返しなのか愛情を欲しているのか。母親をはじめとして誰も自分ことを本当に気にかけてくれるオトナはいない、けれど求めずにはいられない!みたいなジレンマを第1話では強く感じました。
第1話ではシャロンをはじめとしたオトナたちに反抗的ですが、回を追うごとに自分のことを証人としてだけでなくひとりの人間として大切に思ってくれていると感じるようになり、心を開いていくようになります。
失踪した母親にくわえて、存在を知らなかった父親も登場し、道に立って生活をしていた少年の人生は少しずつ確実に好転していく様もまたメジャークライムのおもしろさと感じました。
メジャークライムは何度見てもおもしろい海外ドラマのひとつとしておすすめです。
まとめ
メジャークライム(MAJOR CRIMES)~重大犯罪課のシーズン1第1話『新リーダーの新手法』のネタバレと感想をご紹介しました。
1話40分前後で事件は解決。ラスティを軸とした環境や状況は刻々と変わっていきます。
事件の証人にはなりたくないってつくづく感じます笑
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全105話と長いので、シーズン1をみておもしろいと思ったら続けるか考えてみてはいかがですか?
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