1994年9月9日から2009年4月2日放送されたテレビドラマ(海外ドラマ)シリーズ「ER緊急救命室」のシーズン4から準レギュラーとして登場し、シーズン6からメインキャストとなった外科医ロバート・ロマノ。(通称ロケットロマノ)
ロマノは優秀な外科医ながらも口が悪く、上司に媚び部下を虐げる性格でERからはかなりの嫌われ者でした。
そんなロマノは悲劇的な事故により亡くなり、降板となりました。
こちらの記事では、ロバート・ロマノはなぜ死んだのか?についてのまとめと、ロバート・ロマノ役ポール・マクレーンの降板理由やその後の活躍について調べてました。
【ER緊急救命室】ロバート・ロマノはなぜ死んだのか?|ロマノが亡くなった理由
ERイチの嫌われ者だった外科医ロバート・ロマノ。彼が亡くなった理由は、シーズン10第8話「悪夢再び」で突発的な事故により屋上から墜落した救急ヘリの下敷きになる、という悲惨なものでした。
ロマノの悲劇の連鎖はシーズン9第1話「災害」からはじまります。
サル痘の変異体に感染したカウンティー総合病院から重病患者を助け出そうと緊急ヘリに乗せたところ、カルテを拾いに行ったつもりが救急ヘリの後部ローターに巻き込まれ左上腕を吹っ飛ばされて切断するという壮絶な悲劇からスタート。
吹っ飛ばされた左腕は縫合手術により一時期は指が動くまでに回復したものの、感覚がない。
なので、お湯を沸かしていたコンロの火が左腕に燃え移ってしまっても気づくことができませんでした。そして気づいた時には大半の皮膚が壊死状態。切断手術を決意することになります。
その後、義手をつけて過ごしていましたが、交通事故で搬送されてきた男をVIP待遇で接するよう指示し、救急ヘリで搬送することになるのですが、ヘリポートへ向かうロマノの脳裏には左腕を切断されたあの悪夢のような惨劇がよぎり、近寄ることができません。
その場から逃げるようにして1階の出入り口から外に出たロマノ。しかしなんとその救急ヘリが墜落!悲鳴と共に下敷きとなって亡くなってしまうのです。しかもいないことに誰も気づかないし、気にかけもしない。
亡くなったあとも、エリザベス主宰のお別れ会には出席者がほとんどいないし、財産は意と反した使われ方をしちゃうし。散々なことになります。かわいそう。
グリーンの脳腫瘍再発の時にはエリザベスに優しい言葉をかけたり、妊娠中も憎まれ口を叩きながらも気遣ったり。ベントンの難聴の息子リースには手話で話しかけたりとちょっと優しいところもあったけど、知る人はわずか。ほんと浮かばれない人でした。
一般的にテレビドラマで壮絶な死に方をする役を演じる役者は、プロデューサーや脚本家から嫌われているからという定説があるそうです。しかしロマノ役のポール・マクレーンに限ってはその逆。
ロマノの最期は、『いつまでも語り継がれる伝説のヒール役のために用意されたインパクトの強い設定』だったのだそうです。
劇中では嫌われ者でしたが、現場ではそんなことなかったということですね。
【ER緊急救命室】ロバート・ロマノ役ポール・マクレーン降板の理由やその後の活躍について
ポール・マクレーンの降板の理由は、調べたところ見当たりませんでした。
当初ポール・マクレーンは、『ER』では1話限りのゲスト出演の予定でした。
しかし脚本家たちがポールの演じるロマノを見て、「(小さいのにパンチのある)タスマニアデビルみたいだ。すべてを揺さぶる、そんな力が彼にはある」と感激したことから、1997~2003年にレギュラーとして出演することになったのだそうです。
推察するに、ゲスト出演の予定がレギュラーになり、ロマノのイメージが付きすぎることへの懸念か、他のことをしたいためだったのか。
実際、ポール・マクレーンは『ER』で監督デビューする機会を与えられたそう。そしてこの監督ぶりが名プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーの目に留まり、『FBI失踪者を追え』も監督。
その後も、『ザ・ホワイトハウス』『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『Dr.HOUSE』『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』『CSI:科学捜査班』など、数多くの人気テレビドラマの監督を務めるようになり、今ではテレビ界の名監督としてひっぱりだこなのだとか。
とはいえ、役者活動もしていて『24 -TWENTY FOUR-』シーズン5と6では主人公ジャック・バウアーの弟グラハム・バウアーとしてゲスト出演。
また人気ドラマ『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』(2011~12)にはジョシュ・ペイトン役としてゲスト出演を果たし、エミー賞のドラマ・シリーズ部門ゲスト男優賞を受賞しました。
ロバート・ロマノとしては悲劇的な最期を迎えましたが、ポール・マクレーンにとっては転機となったようです。
ひとつのことをきっかけに活躍の場が広がっていくのは、才能があるからでしょう。
そしてその才能を活かすチャンスを逃さなかった。ここは学びにしたいところです。
まとめ:【ER緊急救命室】ロバート・ロマノの壮絶な死は嫌われ者だったから?降板の理由やその後の活躍について調べてみた
いかがでしたか?
- ロバート・ロマノの壮絶な死は嫌われ者だったからではなかった
- その後は監督としても活躍し、人気ドラマへのゲスト出演で役者活動も続けている
この記事を書きながら、そういえば『24 -TWENTY FOUR-』でジャックの弟として出てたなーなんて思い出しました(笑)
ポール・マクレーンは現在61歳。2013年メジャークライム~重大犯罪課にてマーク・エヴァンス捜査官としての出演を最後にこれといった出演作はありませんが、わかり次第、追記しますね!
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