ドラマ『CLOSER(クローザー)』のスピンオフである『メジャークライム(MAJOR CRIMES)』
全6シーズン計105エピソードあるドラマですが、なんと!主人公であるシャロン・レイダー警視は最終話まであと4話というところで死亡してしまうんです!
わたしは観ていて「えー!」と驚き、その後のエピソードでは泣きっぱなしでした。
こちらは、メジャークライム(MAJOR CRIMES)でシャロン・レイダーが死亡した理由や経緯、演じていたメアリー・マクドネルが降板した理由、降板後のお仕事事情についてまとめた記事です。
とくに経緯のところは、ファイナルシーズンのネタバレを多く含んでいるのでご注意ください。
メジャークライム(MAJOR CRIMES)でシャロン・レイダーが死亡した理由
メジャークライム(MAJOR CRIMES)でシャロン・レイダー警視が死亡した理由は、『突然の心停止』です。
ファイナルシーズン第9話のラストシーンでした。
メジャークライム(MAJOR CRIMES)でシャロン・レイダーが死亡するまでの経緯※ほぼネタバレ
ここからは、シャロン・レイダー警視が死亡するまでの経緯についてご紹介します。
ちなみに長文です。
※殺人事件のこと以外はほぼネタバレになりますのでご注意ください。
ファイナルシーズン第1話~5話『聖域都市』|シャロン・レイダー警視の病気が判明
三人の少年が校外学習で行方不明になる事件が発生。親近者に容疑者が多い中、神父やFBIも関与しているのでは?と複雑に絡み合う長編ストーリーの中で、シャロンに健康上の不安が降りかかります。
それは第3話のおわり。FBIが重大犯罪課に内緒で独自に少年たちをメキシコで確保していたことが発覚したときのこと。シャロンは彼らを責めている最中に倒れてしまい、救急車で運ばることになります。
検査の結果、心筋症であることがわかるのです。
ウィルスが心膜を攻撃する種のもので今後どうなるかわからないというとても深刻な状態。
アンディとの結婚にも二の足を踏みますが、エピソードの最後となる第5話。
子どもたちや同僚たちに見守られながら、ふたりは教会でしあわせな結婚式を行います。
ファイナルシーズン第6話~9話『陰謀のセオリー』|シャロン・レイダー警視の最期
夜道に停められた車の中で頭を撃たれた女性が発見され、この女性が有名弁護士であったことから大きな事件へと発展していきます。
そんな中、ラスティは3年で大学を卒業。シャロンはラスティが順調に法律家への道を歩んでいることに最高の喜びを感じます。
シャロンのプライベートは、アンディとの結婚やラスティの成長によりまさにしあわせの絶頂の時。
しかし、しあわせすぎることで、逆に嫌な予感も覚えるようになります。
その予感は的中。
さらにくわしく検査したところ、心筋症がより深刻であることがわかり、埋め込み型の除細動器をつけることになります。
これ、梗塞が起きた場合にショックを与え、不整脈を防ぐというすぐれもの。(そんなものがあるとは)
投薬治療をしつつ、心臓はシャロンのスマホを経由して医師がモニターしつつ、心臓移植の待機リストでその時が来ないことを祈る、という生活を強いられることになります。
いまやすっかりシャロンのことを信頼できる仲間として大切に思っているプロベンザからも仕事を離れ休むよう説得されますが、このまま仕事を続けたいというシャロンを留めることはできません。
そして女性弁護士殺害事件の重要参考人が判明。しかしこの人物も殺害されてしまいます。しかも女性弁護士と同じ手口によって。
そこに主治医からシャロンへ電話がかかってきます。今すぐ救急車を呼ぶように言われる途中から意識がもうろうとするシャロン。心房細動を起こし、心臓が止まりかけ、救急車でERに運ばれます。
埋め込んだ除細動器によって一命を取り止めますが、事態はかなり深刻な状態であると医師より告知されます。
選択肢は2つ。新たな装置(Lバット)を埋め込むか、心臓移植の優先度を上げるか。
そのまま入院となりますが、指揮官のいない現場で事件はあまり進展しません。
何人かの容疑者のうち、女性弁護士の息子が放ったことばからシャロンはこどもたちのために最悪の事態への備えをしておくべきだときづきます。
そして何度も倒れ救急車に乗る自分のことを心配するまわりのひとたちのために救急車の中で死ねばよかったとさえ口にします。
アンディは嘆き悲しむシャロンに対し、いっしょに闘いたいと強く手を握ります。
シャロンは、自分のために家族が自分たちの生活を後回しにすることや部下たちに心配させ続けること、そして、健康なだれかの心臓を待つことなどに罪悪感を覚え、教会で神父にカトリックとしての備えをしたいと依頼。
神父は困惑するものの信徒であるシャロンの願いを受け入れます。
それは、いつ自分に万が一のことが起きた時、カトリック教徒として死ぬための備えでした。
重大犯罪課のメンバーが手をこまねいているとき、シャロンが出社。現場を離れる決意を伝えるためでした。
そして部下たちを犯人逮捕へと向かわせ、自分のオフィスで待っている間にラスティがやってきて離れがたいオフィスでふたりが出会ったときの思い出話をします。
「俺はここに母さんを探しに来た。そして見つけた」
実母に捨てられカラダを売っていた少年は、養母の元で人生を変えることができたのだと感謝を伝えるのです。
そこに真犯人がシャロンのオフィスへとやってきます。
当初はまだこの人物が真犯人であるとわかっておらず、取調室で別の人物を聴取していましたが、この聴取から真犯人はシャロンの目の前にいる人物だとみなが気づきます。
プロベンザが真犯人をシャロンのオフィスから連れ出そうとするもシャロンが制止。
そのまま犯人に自白をさせてしまいます。
真犯人が殺人を犯した理由があまりにも自分勝手なことだったため、シャロンは怒りで大興奮。
心臓の異常を知らせる医師からの電話にも出ず、まくし立て続けていたところ、突然、糸が切れたようにデスクに倒れてしまいます。
埋め込まれていた除細動器は反応したのかしなかったのかは不明。
心臓マッサージをしては蘇生し、また心停止。それを繰り返しながら病院へと運ばれます。
みなの願いは届かず、いつか口にした救急車の中で死にたいというシャロン・レイダー警視の願いだけが叶うかのように彼女は亡くなってしまうのです。
メアリー・マクドネルが『メジャークライム(MAJOR CRIMES)~重大犯罪課』を降板した理由
降板と言えば、ギャラの交渉や過密スケジュール、人間関係で揉めたといったことが理由に多いですが、特にそういったことが理由ではなく、脚本通りだったそうです。
観ている側としては体調のことや急激に老けたような見た目の変化(ダイエットしたのかも)といった伏線はあったとはいえ、なんでこのタイミングでー⁈とびっくり!
前のシーズンではアンディの方が死にそうだったのに、まさかの主人公シャロンが亡くなる、という衝撃はインパクトがありすぎました。
しあわせな結婚式を挙げた教会で、今度は葬儀が行われる。
もう残り4話は涙なくしては見られない!という展開になります。(私は泣き通しでした)
シリーズもののファイナルシーズンは、主人公が亡くなることで続きを作れないようにする、というのはよくある話ですが、4話を残してというのはかなり珍しいケースのように感じました。
降板後のメアリー・マクドネルのお仕事事情
メアリー・マクドネルは、80年代からテレビ・映画・舞台と幅広く活躍しているベテラン女優。
『メジャークライム(MAJOR CRIMES)~重大犯罪課』の終了後は、リブート版『ヴェロニカ・マーズ:スプリング・ブレイカーズ爆破事件』に出演。『レベル 正義の反逆者』ではヘレン・ピーターソン役を演じ、Netflixの新作ホラードラマ『The Fall of the House of Usher(原題)』や、アニメ『ウィッチャー 狼の悪夢』ではツェルプスト卿夫人役で声優をつとめています。さらに、2022年10月には「The Never Game」への出演が発表されています。
現在、71歳。まだまだ現役って感じですね。
インスタグラムでは元気なお姿を拝見することができますよ!
まとめ
メジャークライム(MAJOR CRIMES)でシャロン・レイダーが死亡した理由や経緯、演じていたメアリー・マクドネルが降板した理由、降板後のお仕事事情についてご紹介しました。
- シャロン・レイダー警視が死亡した理由は『突然の心停止』
- シャロン・レイダー警視が死亡した経緯は『重度の心筋症を抱えているにも関わらず犯人を前に怒りで興奮してしまったこと』
- メアリー・マクドネルが降板した理由は『脚本通り』
- 降板後のお仕事事情はゲスト出演が多いものバリバリの現役で活躍中
おどろきの展開となるファイナルシーズン。
この記事を書くにあたってまたみたんですが、何度見てもおもしろいドラマだし、泣きました。
また最初から見てみようかなと思ってます。
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全105話と長いので、シーズン1をみておもしろいと思ったら続けるか考えてみてはいかがですか?